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音楽の町・プラハ

投稿日:2014年10月8日

皆さんは旅行に出かれられる際にテーマを決められますか?
もちろん、テーマを決めないで思いつくままに観光するのも良いですが、特に滞在日数が少ない場合はテーマを決めて観光すると時間を有効に利用できます。

今回、ポーランド人の大切な友人がプラハに遊びに来たのですが、2人とも音楽家(ピアニストとヴァイオリニスト)なので音楽にテーマを絞ってプラハを案内をしてみました。

「音楽の都」というとウィーンを思い浮かべますが、プラハも「音楽の町(City of Music)」として有名なのです。
今回は利用しませんでしたが、プラハ空港のVIPターミナル・サービスは非常に便利で 大切なお客様を出迎え(見送り)には最適です。

エレガントな入り口

日本語でも出迎え!

さて、音楽の町プラハの観光です。 まずはヴルタバ川沿いブラブラと歩き、カレル橋の手前でまずはスメタナ博物館を訪れました。 10年以上もプラハに住んでいながら、自分も初めての入場です。

内部はスメタナの生い立ちから彼の作品など展示され、また、館内はスメタナの曲が流れ続けています。 ピアノは2台あるのですが、1台はスメタナが利用したアンティークなピアノでもちろん触ることは出来ません。もう1台はコンサートでも利用されるグランドピアノで、実際に弾けるピアノなのですが、もちろん一般の観光客は触れることはできません。

しかし!2人を音楽家と知った館内の親切なおばさんから、グランドピアノを弾くことを勧められ、 他の観光客の前での突然のコンサートになりました。 突然のことで驚き、どの曲にしようか考えていたようですが、結局はポーランド人らしく、 ショパンでした。:)

博物館前のスメタナ像

スメタナのピアノ

我が祖国(Ma Vlast)

博物館の窓から。♪ボヘミアの川よモルダウよ~♪

スメタナ博物館は非常に小さいので、30分もすればすべてを見て回れるのでしょうが、音楽家が一緒なので2時間近くの滞在になってしまいました。。。。 スメタナ博物館はカレル橋の袂にあり、少し歩いて左折するとカレル橋ですが、我々は右折し、カレル通りをゆっくりと旧市街広場にむけて歩きます。途中、クレメンティヌムの前で鏡の間での コンサートの勧誘につかまり、ここでも数分の足止め。因みに、コンサート内容はヴィヴァルディです。

プラハではいたるところでコンサートが開かれます

ぐねぐねとした、いかにも中世らしい雰囲気のカレル橋を歩いて行くと、旧市街広場の時計塔に出ます。(途中にPoland Instituteがあり、ここでもストップ) 旧市庁舎の門が開いていて、花弁がみられるので結婚式が行われたばかりなのでしょう。

旧市街広場にはストリート・ミュージシャンが演奏中で、多くの観光客に混じって我々も見学。 音楽家の2人には見学だけでは物足りないようで、演奏曲にあわせて踊り始めてしまいました。

時間は既に遅くなってきましたが、プラハ城に向けてカレル橋を渡ります。 この時間(夕方)になると人数も少なく、ゆっくりとカレル橋を見学できます。 カレル橋にもストリート・ミュージシャンが数名おり、それぞれの場所でストップ。 ストリート・ミュージシャンの1人はヴァイオリニスト。ロマンチックな曲を奏でており、 ここでも長居。カレル橋をわたりきるころは、既に暗くなっていましたが、それでもプラハ城に向けて歩き続けます。

携帯のアプリケーションで加工してみました

日中のプラハ城は非常に多くの観光客でごったがえしていますが、この時間になると嘘のように人数がなく、静かな雰囲気の中、ゆっくりと観光ができます。

第三の中庭にくると、ライトアップされた聖ヴィート大聖堂が突然現れ、感嘆の声を漏らさずにはいられません。日中では人が多くてゆっくり写真も撮れませんが、この時間であれば寝転んで 撮ることもできます。

大聖堂のバラ窓と足 :)

プラハ城を通り過ぎ、再び小地区に降り、中世の雰囲気いっぱいの小地区を散策。 途中で、カレル橋を間近に見られるスポットでしばしの休憩。 耳を澄ますとカレル橋で弾いていたヴァイオリニストの奏でる曲が聞こえます。

カレル橋と旧市街側の塔

中世の雰囲気をかもしだす照明

2日目

翌日は、ゆっくりめの朝食(既に時間的には昼食?)を取り、チェコのもう一人の有名音楽家
ドボジャーク(ドボルザーク)の博物館へ。
博物館の昼食休憩中でしたので、庭で少し待って、入館。
スメタナ博物館同様、あまり規模的には大きくないですが、1階には彼の生涯や作品、ピアノが展示されており、2階はコンサート会場になっています。

また、2階の奥の部屋にはドボジャークの名曲がヘッドフォンで聞けるコーナーがあります。 同じ曲でもオーケストラ(中には小澤征爾指揮によるボストンフィルがありました)が異なったり、弦楽器だけのものなど、多くの種類があるので専門家には楽しいようでした。 有名な「家路」に関してはレゲエ・バージョンもありました。

ドボジャークのピアノ

2階のコンサート会場

博物館見学後、昨夜に寄った小地区の音楽関係のお土産屋に行くために、再度、ストリート・ ミュージシャンが演奏するカレル橋を渡ります。

カレル橋を渡り小地区側に入り、寄り道をする形になるのですが、ベートーベンに会いに 一つ目の道を左折します。

ジャズのストリート・ミュージシャン

この下で第9を歌ってもらいました

ぐるっと周り、カレル橋のひとつ北側にある橋を渡って、再び旧市街に戻ります。 橋を渡ったところからは、カレル橋・プラハ城を綺麗に望めます。

更に旧市街の方へ向かうとチェコ・フィルのホームグランドであるルドルフィヌムが見られます。

ルドルフィヌムの横にはカレル大学哲学部の建物がありますが、ここになんとピアノがあります。 これはストリート・ピアノ プロジェクトのひとつで、誰でも弾くことができます。

正面にプラハ城

左を向くとカレル橋

ルドルフィヌム

自分のリクエストでXのEndless Rainを弾いてもらいました :)) (他にもM.JacksonのEarth Songを弾いて歌ってました)

短いプラハ滞在も終わりプラハ中央駅へ行くと、ここにもピアノがありました。

プラハには哲学部、中央駅のほかに空港(ターミナル2のD1ゲート付近)にもストリート・ピアノがあります。 音楽に関しては一般的な知識しかなく、特別な興味はなかったのですが、音楽というテーマで 音楽家とプラハを歩くと、至る所に音楽と関係したものがあることがわかり、新鮮でした。

写真には撮りませんでしたが、音符のガラスやスカーフ、鞄、スカートなども普段では気づかない小さな店にあり、やはりプラハは「音楽の町」なんだな~、と思いました。 (それにしても彼女達の音楽に関する情熱には唖然とされました。。。。)

10月に入り、本格的なオペラの季節になりました。プラハの3大劇場では連夜オペラが開かれ ますし、コンサートもいろいろなところで行われます。 チケットも欧州の他都市に比べるとかなり安くお手頃です。

今年は「芸術の秋」でなく、さらに深く『音楽の秋』として音楽の町プラハを訪れてはいかが でしょうか?