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ハンガリー伝統工芸の町を訪ねて

投稿日:2014年5月26日

こんにちは。ブダペスト支店です。ブダペストから130kmほど離れた所に、メズークヴェシュドゥという町があります。伝統工芸が有名な町で、マチョー刺繍発祥の地でもあります。今回はハンガリーの伝統に触れられる町をご紹介したいと思います。

ハンガリー伝統工芸が有名な町メズークヴェシュドゥ

この町で刺繍が始まったのは1870年頃。刺繍の模様で一番有名なのはバラ、鳥、花のつぼみ。鳥では特に雄鶏の模様が当時は人気だったそうです。この刺繍は始めに5色(赤・青・黄・緑・黒)を使い、次にトーンの違う赤と緑、そして紫で模様を施していきます。黒は大地、赤は喜び、黄は太陽、青は悲しみ、と、色にもそれぞれの意味があり、緑は第一次世界大戦後に喪の色として使われるようになりました。

当時マチョー刺繍のデザイナーは「女性作家」と呼ばれており、この女性作家の代表として有名なキシュ・ヤンコー・ボリ(1876-1954)はこの地で生まれ、民俗芸能の達人に贈られる賞を受賞しました。

この町にはいくつかのミュージアムや工房があり、今回はお菓子と工芸のお店に行ってみました。

マチョー刺繍のクッション

メーゼシュカラーチ・カントリーハウス

メーゼシュカラーチは400年の歴史を持つハンガリーの伝統焼き菓子で、ジンジャーブレッ ドのようなスパイスの効いたクッキーです。 イースターやクリスマスの時期にお祭りの市場でよく見られ、プレゼントとして現在でも国民 から愛されています。 1856 年に建てられたこの店内には、カラフルなアイシングの施されたメーゼシュカラーチが 展示されており、鏡の埋め込まれたハート型のものや動物など色々な形の商品が販売さ れています。アイシングの無いプレーン味もあります。

隣には工房があり、そこでは試食だけでなく、アイシングの飾り付け(予約要)もオーナーの ペトゥー・アンナさん指導の下体験ができます。

メーゼシュカラーチ・カントリーハウスの外観

店内はカラフルなお菓子でいっぱい!

大きいサイズもあります

こちらのミニサイズはお土産用に最適

コヴァーチ・サボルチ・ペイント装飾工房

メーゼシュカラーチのお店の隣にあるこちらは、何年か前に日本の旅番組でも取り上げられた事がある有名な工房です。 ここのオーナーであるサボルチさんはメズークヴェシュドゥの民族芸術を受け継ぐ一家に生まれ、両親ともに民俗芸術家であり、息子のサボルチさんもその芸術を引き継いでいます。 このペイント装飾には250 年の歴史があり、今回はその技術を間近で見させていただきました。

入り口のプレートが目印です

コヴァーチ・サボルチ・ペイント装飾工房の外観

サボルチさんのペイント装飾を拝見

始めにベースの模様を描き、そこへ違う色でパーツを描き加えていくことで美しい模様に仕上 がります。下書き無しで色を付け足していく様子はさすが職人技、見事でした。

店内には展示場もあり、マチョー刺繍や模様の施された家具、卵細工、ピアスなど観光客向けのお土産も置いてあります。

この町からさらに車で20分ほど行くと、エゲルという赤ワインで有名な町があります。 ハンガリーに来られた際は、このエゲルと合わせて是非足を運んでみてください。